2009年09月09日

山崎武、進化する40歳

 プロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルスの山崎武司内野手が41歳を迎える今季、1500安打、1000打点、350本塁打の通算記録を相次いで達成し、6日、クリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城、仙台市)での日本ハム戦前にパ・リーグ連盟表彰を受けた。衰えを知らない主砲の一打が、チームをクライマックスシリーズ(CS)に近づける原動力となっている。

 「今季中に達成したい」と目標にしていた三つの節目となる記録は7、8月にかけて達成された。まず7月8日のロッテ戦で1500安打。8月13日のソフトバンク戦で1000打点に乗せ、その3日後、16日のロッテ戦で350本塁打に到達した。いずれも「地元で決めたい」と望んでいた本拠地・Kスタ宮城で成し遂げ、多くのファンから祝福を受けた。

 特に16日は劇的な展開だった。6点差をつけられた八回、350号3ランが反撃ののろしとなり、九回には2打席連続で351号の同点2ラン。延長の末、サヨナラ勝ちした。前の記録達成の2試合では敗れていただけに、「350号が負けゲームでなくて良かった。勝ちにつながってうれしい」と喜んだ。

 中日時代は1996年に本塁打王も獲得するなど中心打者として活躍したが、2002年には出場機会が減り、03年オリックスへ移籍。「苦労し、嫌な思いもした」。04年オフには戦力外通告を受け、一度は引退も覚悟したが、誕生したばかりの東北楽天へ。

 06年からは野村克也監督の下、輝きを取り戻し、07年に本塁打、打点の2冠を獲得。主砲としてチームを引っ張りながら、記録を積み重ねてきた。「野村監督に気分良くやらせてもらっている」という。名将の野球論を学び、「力は落ちてきたけど、配球(の読み)で補えている」。

 9月5日の日本ハム戦で、41歳を迎えるシーズンでの最多本塁打となる門田博光氏(89年、オリックス)の33本にも到達。2年ぶりの本塁打王も視界に入るが、やはり最大の目標は、チーム5年目で初となるCS進出だ。シーズンも残り30試合を切り、「終盤戦、しびれるゲームをしたい。若い選手にとってもいい経験になる」と、プレッシャーの中での戦いを歓迎する。


[河北新報ニュース]より


 中日時代に活躍後、山崎選手の活躍を耳にする機会は減り、いつの間にか楽天へ移籍してしまいました。チーム力を上げる原動力になれば、お役ご免で、引退されるのかと思いましたが、未だにチームの中心選手としてレギュラーに定着し、活躍し続ける40歳に驚かされますね。まだまだ現役で活躍することを期待してます。


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Posted by soss at 08:59 │豆知識

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