三村氏死去、悲報に驚く楽天関係者

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2009年11月04日 09:21

 東北楽天編成部長の三村敏之氏が3日急逝したことに、チーム関係者、選手らは驚きを隠せず、一様に沈痛な面持ちだった。

 秋季練習初日のこの日、米田純球団代表はKスタ宮城内で緊急会見。「体調を崩された中でも一生懸命業務をこなしていた。編成の長として尽力された。非常に残念」と肩を落とした。選手には練習途中で事情を説明。息をひきとった仙台市内の病院の方角に向かい、全員で黙とうした。

 三村氏は2日、新任コーチも交えたコーチ会議に出席しようと、仙台市の球団事務所を訪れたが、熱があり体調がおもわしくなく「よろしく頼む」と言い残して帰宅。同日夜に不調を訴え、入院した。3日午前、急変の報を受け米田代表が病院に向かう途中、亡くなったと連絡が入ったという。

 岩隈久志選手会長は「びっくりした。ご冥福をお祈りします」。山崎武司内野手は「病気を患っていたことは知っていたが、そんなに悪かったなんて」と驚いていた。

 2007年シーズン終了後、編成部門強化の目的で招かれた三村氏は、的確な補強を進めた。その第1号が佐竹健太投手。広島のヘッドコーチ時代から能力を評価しており、08年にトレードで獲得。課題だった中継ぎ左腕不足解消に努めた。

 佐竹は「広島時代からお世話になった。故障が多かった自分に『いい球じゃないか』と自信を持たせてくれた。あの一言があったからこそ、プロで10年やってこられた」。その上で「来年は三村さんのためにも優勝して、良い報告がしたい」と恩返しを誓った。

 先月29日のドラフト会議では、元気な姿を見せていた。上岡良一スカウトは「具合が悪いようなそぶりは見せなかった。最後の最後まで球団のことを一番に考えていた人でした」と涙ぐんだ。


[河北新報ニュース]より


 突然の訃報に驚きました。そもそも三村さんが楽天球団の編成部長だったことすら知りませんでした。三村さんといえば現役時代は広島一筋で、監督まで務めた方でした。広島を離れていたとは・・・。今年は楽天も好成績をあげ、三村さんも満足できる1年だったかもしれません。ご冥福をお祈りいたします。

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