2011年05月03日

仙台のホテル業界苦境

 東日本大震災は百万都市・仙台のホテルにも建物や設備などに被害を与えた。大型連休に合わせて営業を再開した施設がある一方、損傷がひどくいまだに開業見通しが立たないケースもある。再スタートを切ったホテルでも宿泊客は災害支援や復旧事業の関係者が大半だ。観光客利用が戻るには時間がかかりそうで、「開催が決まった仙台七夕まつりに期待したい」との声が強まっている。
 外資系高級ホテルのウェスティンホテル仙台(青葉区一番町)は4月29日、営業を全面再開した。被害は軽微だったが、ライフラインの復旧遅れなどで、これまでは客室数や飲食の営業時間を縮小せざるを得なかった。
 「インターネット予約も含め、通常態勢に戻った」とマーケティング部。宮城県が4月29日を復興への「キックオフデー」と位置付けたことなどもあり、「これをきっかけに観光客の呼び込みに力を入れる」と話す。
 向かいの仙台国際ホテル(青葉区中央)は1階ラウンジでランチ、ディナーの提供を行うが、宿泊は再開できていない。客室への給湯設備の損傷などが原因で、「交換が終わるのは5月半ば以降になりそう」という。
 全く営業できないホテルもある。ホテルコムズ仙台(青葉区本町、旧三井アーバンホテル)は外壁や客室などが損傷。幹部は「安全確認と今後の検討に必要な調査だけで1~2カ月かかる」と話し、再開時期を明言できない状況だ。
 ロイヤルパークホテル仙台(泉区寺岡)は建物の一部が傾くなどし、補修工事を進めている。関係者は「9月1日をめどに再開する方針。リニューアルも含めて検討中」と説明する。
 宿泊の動向も気掛かりだ。4月15日から通常態勢で営業するJR仙台駅前のホテルメトロポリタン仙台(青葉区中央)は「観光客が少ない。大型連休中も一般客の宿泊予約がない日もある」と嘆く。
 市内で11のビジネスホテルを展開するホテルグリーンチェーンは「どこも5月中はほぼ満室だが、8割は復興支援の関係者。損害保険会社や医師、ボランティアの利用が多い」と語る。
 東北新幹線が4月29日に全線復旧するなど好材料はある。例年通り8月6~8日の開催が決まった仙台七夕への期待は高く、「首都圏を中心に既に予約が入った」とウェスティン。メトロポリタンは「東北各地の夏祭り関係者とも連携し、需要を喚起したい」と強調する。



[河北新報ニュース]より



 東北地方はもちろん、ゴールデンウィークでも、観光客で大盛況という話はあまり耳にしませんね。飲食業も振るわないようです。大震災の影響は大きいことは分かっていますし、商売繁盛を願うことも不謹慎ともいえますしね。復興というのは簡単ではありませんね。




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