2011年06月27日

J1仙台不敗「12」で止まる 

 サッカーJ1第18節最終日の26日、仙台は静岡市のアウトソーシングスタジアム日本平で清水と対戦、0―1で敗れた。開幕からの連続不敗記録は「12」で途切れ、通算成績は6勝6分け1敗の勝ち点24で前節の2位から4位に後退した。
 仙台は0―0の後半36分、自陣右サイドから守りを崩され失点。その後はFW中原貴之を今季初めてピッチに送り込み波状攻撃をかけたが、得点できずに終わった。
 次節からは東日本大震災の影響で延期されていた第2~6節の5節分の試合が行われる。第2節第1日の7月2日、仙台は仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で昨季覇者の名古屋と対戦する。

 清水 1(0-0 1-0)0 仙台

 仙台は終盤に失点し、今季初黒星。開幕からの連続不敗は「12」で止まった。後半36分、自陣右サイドからクロスを入れられ、ファーに走り込んだアレックスに決められた。クロスへの高さを生かそうと、今季初めて中原を投入して得点を狙ったが、最後まで相手守備を崩しきれなかった。

<一瞬の隙突かれ、渡辺がっくり>
 仙台は前半から手堅い守備を見せていたが、終盤に一瞬の隙を突かれて失点。渡辺は「あの場面だけが…。本当に悔しい」と肩を落とした。
 序盤から守備ブロックを築き、清水の得点源である高原、アレックス、大前に動くスペースを与えなかった。司令塔の小野も富田、角田がしっかりと抑えた。だが後半36分、清水のサイドバック太田を一瞬フリーにし、正確なクロスを入れられると、アレックスに左足でたたき込まれた。
 1点に泣き、連続不敗が止まった。渡辺は「自分たちの守備のやり方はできていた。次が大事」と、ホームでの名古屋戦に向けて力を込めた。

<今季初出場の中原が存在感>
 今季初出場した中原は、得意のヘディングシュートを2本放つなど、存在感を示した。それでも、「試合に出られたのは良かったが、結果がついてこなくて残念」と悔しがった。
 1点を追う後半39分に松下に代わって出場した。放った2本のシュートは、いずれも左からのクロスに完璧なタイミングで合わせたが、いずれもボールに勢いがなく相手GKにキャッチされた。
 今季初黒星も、ゴール前で圧倒的な強さを誇る9番が戻ってきたのは、チームにとっては明るい材料だ。「まだ1敗。次に向けて頑張りたい」と切り替えていた。



[河北新報ニュース]より



 無敗記録がついに途絶えてしまいましたね。よくぞここまで踏ん張ってきました。やはり、震災の復興にかける気持ちが選手達の力になっていたのかもしれませんね。この敗戦で緊張の糸が切れなければよいのですが・・・。ずるずる連敗なんて考えられますからね。



Posted by soss at 17:23

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