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2010年11月26日

石巻3人殺傷 光市母子殺害と“同様かそれ以上”

 「一生悩み続けると思った」と裁判員は胸の内を明かした。殺人罪などに問われた少年(19)に初めて極刑が言い渡された25日の裁判員裁判。仙台地裁は判決で被告の矯正の可能性よりも、犯行の残虐さや3人を殺傷した結果の深刻さを重くみた。非公開の評議で「生か死か」という判断に直面した裁判員。会見場では一様に疲労と苦悩をにじませた。

 仙台地裁は少年に命をもって罪を償わせるという重い結論を下した。検察側は論告で、同じく犯行当時18歳の少年が起こした山口県光市母子殺害事件と比較し、「同様あるいはそれ以上に悪質」と訴え、判決はその主張をほぼ認めた。

 光市事件では、広島高裁が差し戻し控訴審で死刑判決を言い渡し、「犯行時に少年であることが死刑を回避する決定的な事情であるとまではいえない」と断定。今回の事件でも鈴木信行裁判長は「年齢には配慮するべきだが、死刑を回避する決定的な事情とはいえない」とした。

 光市事件の差し戻し控訴審で、元少年の被告はそれまで認めていた殺意や強姦(ごうかん)、窃盗の犯意について否認に転じた。広島高裁はそうした態度も考慮に入れ、「死刑を逃れるために虚偽の弁解をしており、反省の態度はみられない」と判断。1、2審の無期懲役判決を破棄した。

 今回の公判で少年は殺人、殺人未遂の罪を大筋で認め、遺族に謝罪。死刑判決についても「受け入れたい」と述べた。国学院大の沢登俊雄名誉教授(少年法)は「十分とはいえなくとも反省の意を示している。無期懲役で更生を目指すことが望ましかった」と指摘する。東京・西新橋の耳かき店店員ら殺害事件で東京地裁は1日、法廷での被告の反省の態度を重く見て、無期懲役を選択している。

 しかし、判決で仙台地裁は母親への暴力で保護観察中だったことや遺族に手紙を1度しか送っていないことことなどを指摘して、「反省の言葉は表面的」と判断。公判廷での反省の態度に「深みがない」と結論づけた。

 元仙台地裁所長の泉山禎治弁護士は「少年は一部弁解ともとれる証言をしており、今回の判決が厳しすぎるとはいえない。少年に死刑判決を出した数少ない事例として、今後の同種事案の判断指針になるのではないか」と語った。




[産経新聞ニュース]より



 今回の裁判員裁判は、少年に対して初めて死刑の判決を出しましたね。この事件がどのような事件で、この判決が妥当なのか厳しいのか、私には判断が難しかったのですが、この記事による光市母子殺害との比較において同様という認識を見たとき、死刑は妥当だと思いました。光市の事件は報道が凄かったですから比較しやすいですからね。



ヌレヌレ


  


Posted by soss at 08:36